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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2018.1/15~2018.1/21)

トガジンです。
毎週日曜の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き留めております。

1/15(月)
先週末の大雪の影響でこの日の道路状況はまだまだ劣悪なままでした。
仕事が早めに終わったので帰りに映画館に寄って帰ろうとも思ったのですが、遅くなると道路がアイスバーン化して危ないと判断して諦めました。

で、家に帰って観たのがコレです。

首都消失
(ホームシアター:WOWOW録画)
首都消失 ポスター
以前、WOWOWで『日本沈没』と同時期に放映していた小松左京原作のパニック大作です。
観るのは劇場公開時以来ですから33年ぶりになりますね。

首都消失 雲
ある日、東京が「物体O」と呼称される謎の雲に包まれ、日本の首都機能が完全にマヒします。
中の住民を救出しようと努力する外部の人たちの姿と、首都を失った日本に対する諸外国の対応を描く骨太ストーリー。

・・・と思いきや、ごく一部の関係者のちまちました人間ドラマばかりが表に出てくる”駄目な日本映画”の見本のような作品です。
渡瀬恒彦の東京に残した妻子への思いはまだいいとして、名取裕子と山下真司の陳腐なメロドラマは完全に不要でした。
80年代の日本映画は”大作”と呼ばれる作品に限って、こういうスケール感を矮小化させるセンチメンタル要素を入れたがるので閉口します。

気持ちが乗らないもう一つの理由に音楽の問題があります。
作曲は『アラビアのロレンス』や『ドクトル・ジバゴ』でアカデミー音楽賞を獲ったモーリス・ジャール。
首都消失』は日本がバブル景気へ突入していく1987年の作品ですから、高名なオスカー受賞作曲家をジャパンマネーの威力で招聘したものと想像します。
製作サイドは『~ロレンス』のような雄大なスケールの楽曲を期待していたと思いますが、ご本人は日本のSFメロドラマにはまるで興味が無いご様子です。
どれもシンセサイザーによる単調なものばかりで、映画の雰囲気にも全く合っていない軽い楽曲ばかりでした。

このように、ほとんど見るべきところの無い作品ではありますが、私にとっては内容とは別の面で思い出深い映画であります。

関西テレビのエンドレスナイト
公開当時(1987年)、私は大阪芸術大学の学生でした。
そしてその頃の大阪では、関西テレビの『エンドレス・ナイト』という深夜番組が絶大な人気を博していたのです。
『エンドレス・ナイト』は、ばんばひろふみ(バンバン)、兵頭ゆき(ゆき姐)、杉山一雄アナウンサー(おすぎ)といった司会者陣に加え、総勢8人のエンドレス・ギャルズ(エンギャル)たちが一晩中ワイワイガヤガヤ賑やかに騒いでいた生番組です。
東京の『オールナイトフジ』に対抗するかの如き番組で、その攻め攻めの番組姿勢に惹かれて毎週欠かさず見ていたものでした。
首都消失』は関西テレビも製作に加わっていましたから、映画公開前後には『エンドレス・ナイト』でも毎週特集が組まれていました。

首都消失 一本取られた
その番組内で、財津一郎さんが自分のスキンヘッドをぴしゃりと叩くこの場面にバンバンが「こりゃあ一本取られたな!」とアフレコするギャグが番組内で流行っていたのです。

でも劇場で観たときはそんなセリフは無かったんですよね。
そのせいで、財津さんがぴしゃりと頭を叩くシーンでは客席から一斉に「こりゃあ一本取られたな!」と声が上がって大爆笑になったのでした。
今思えば、あれが私の「発声可能上映」初体験だったのかも知れません(笑)。

ちなみに、↑のカットで財津さんの後ろにいるのは平泉成さん(『シン・ゴジラ』里見臨時代理総理)と宮内洋さん(『仮面ライダーV3』風見志郎)です。
東京の政府機関が機能しないことを受けて「他国と対等に向き合うためにも臨時政府が必要」と丹波哲郎演じる元幹事長を担ぎ出すシーンがありましたが、平泉さんを見ていて『シン・ゴジラ』にも同じシチュエーションがあったことを思い出していました。
特撮映画って色々な作品が意外なところで繋がることも多いので、(出来不出来は別として)見ていて飽きないですね~。


1/16(火)
この日は予定していた仕事が急遽中止になってしまいました。
空いた時間を持て余し、真昼間から家に引き籠って見ていたのがコレでした。

『ほんとにあった!呪いのビデオ 75』🈠
(ホームシアター:レンタルDVD)
ほんとにあった!呪いのビデオ 75
『ほんとにあった!呪いのビデオ』、略して『ほん呪』シリーズ。
これまで『72』『73』『74』と3巻続けて「外れ」続きだったことから、正直言って気持ちが離れつつあったのは事実です。
それでも、今まで全巻見続けてきた誼みもあってこの最新巻も見てしまいました。

感想は18日のブログに書いておりますのでそちらをご覧ください。
>『ほんとにあった!呪いのビデオ 75』

問題は多いですが、思っていたより楽しませてくれた一本でした。


1/20(土)
宇宙からの脱出』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
宇宙からの脱出 日本版ポスター
1969年制作のSF映画。
NASAのアポロ宇宙船”アイアンマン1号”は宇宙ステーション設置の任務を終えて地球への帰路に着きますが、エンジンの故障で帰還不可能になってしまいます。
ヒューストンは3人の飛行士を救出するべく急遽救助ロケットを打ち上げようとするものの、折り悪くロケット発射場にハリケーンが接近しつつありました。
次第に酸素が欠乏していくアイアンマン1号乗組員の運命やいかに?。

スタッフ・キャストが何気に豪華です。
監督は『荒野の七人』『大脱走』のジョン・スタージェス。
主演は『ローマの休日』のグレゴリー・ペック。
さらに宇宙船内でパニくる宇宙飛行士役で『フレンチ・コネクション』のジーン・ハックマンが出演しています。

1969年制作ということは『2001年宇宙の旅』の翌年ということになりますね。
当然制作者たちも意識していたに違いないと思うのですが、やはりSF映画としての精度は『2001年~』には遠く及びません。
見ていて一番気になったのは、「宇宙空間に音がある」ことでした。
カメラが真空の宇宙空間から宇宙船をとらえているショットなのに、周囲に機械音が常時響いているのです。
例えば宇宙服を着た飛行士の主観映像なら音が鳴っていてもおかしくはありませんが、『2001年宇宙の旅』より後に作られたことを思うとその前時代的な演出は気になります。

それでも、最近の映画で云うなら『ゼロ・グラビティ』とか『オデッセイ』とか、そのものズバリの『アポロ13号』といった作品の原点として見るべき価値のある作品です。
(ちなみにアポロ13号の事故はこの映画公開のわずか4ヵ月後に起きています)
宇宙空間の音とか、「酸素が残り少ない」と言いながらハッチを開けて船外作業に出ていくとか、現在のSF映画に慣れた目で見ると確かにツッコミどころも多いですが、名優たちの演技力と名匠の丁寧な演出で最後まで面白く観ることが出来ました。




『マジンガーZ』も『ジオストーム』も『キングスマン』も早く観たいんですが、映画館に行く時間がなかなか取れないのが歯がゆいところです。
来週後半には再び雪の予報が出ていましたから、またもや雪かきに追われて映画どころじゃなくなりそうで心配です。

今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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COMMENTS

2 Comments

There are no comments yet.

しろくろshow  

毎号エンマガ買ってましたたよ~・・・

こんばんは。

「エンドレスナイト」!いやー、思わず反応してしまいました(__;)

番組はちょうどわたしが高校三年の時に始まったと思うのですが、当時ばんばさんのラジオをよく聞いていた関係で初回からこれもずっと見ておりましたよ。三期目から私が県外就職して関テレの映らない地域に行ってしまったので、2年後転勤で戻ってくるまで(六期のころあたりだったかな?)空白期間もあったのですが最終回までおつきあいした番組でしたねー。

のちに驚いたのはうちの家内がエンギャルのひとりとクラスメートだったことで( ̄。 ̄;)もっと早くそれを知っておればと思わずには居られなかったものです。

大阪ロケのあった「ブラックレイン」でも確か番組ロゴの入ったトラックが映り込んだりしてましたよね(「インベーダー作戦」でしたっけ?嗚呼懐かしい・・・)

2018/01/22 (Mon) 19:14 | EDIT | REPLY |   

トガジン  

東販、日販、大阪屋!

しろくろshowさん。
コメントありがとうございます。

私もエンマガは1期から5期まで連続で買いました。
おかげで出版流通業社の名前まで覚えてしまいました(笑)。

当時の私はアルバイトでいくつかのTV番組制作会社に出入りしていたのですが、その中でも『エンドレスナイト』を請け負っていた”エキスプレス”は特別な存在でした。
残念ながら私が『エンドレスナイト』に関わることはありませんでしたが、別の仕事で関西テレビに行った時に千草プロデューサー(当時)をお見かけして「うわ、シーチャカさんや!」と思わず声を上げそうになったものでした(汗)。

80年代の大阪のテレビ番組にはトガッた番組が多かったですね。
『エンドレスナイト』以外にも、よみうりテレビの『どんぶり5656』とかMBSの『突然ガバチョ!』とか、斬新さとか視聴者フレンドリーという点で現在のバラエティ番組など比較にすらならない面白さ・楽しさだった気がします。
そういえばあの『11PM』にしても、読売テレビ担当の火曜と木曜だけがずば抜けて面白くてエッチでした。
ちなみに『突然ガバチョ!』は私が生まれて初めてTVに写った番組なのです。
一緒に行った友達が「テレビにらめっこ」のコーナーで「あなた、笑いましたね!」と指摘され、ムキムキマンに連れ出されて行くのを彼の隣で爆笑しながら見送ったという思い出があります。

2018/01/22 (Mon) 21:45 | EDIT | REPLY |   

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