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2016

週刊映画鑑賞記(2016.11/7~11/13)

毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。

10/31(月)
ラブライブ! The School Idol Movie』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
ラブライブ!The School Idol Movie

同名テレビアニメの劇場版で昨年大ヒットした映画です。
『ガールズ&パンツァー 劇場版』の時と同じく、元のテレビのストーリーもキャラクターも知らないまま観始めまてしまいました。
この日は少し疲れていたので「今日は軽くアニメでも・・・」と考えたのですが、どうやら作品の選択を誤ったようです。
完全に「一見さんお断り」な作品でした。

学校のPRのために「ラブライブ」に出場して優勝したスクールアイドル”ミューズ”のメンバー。
彼女たちは3年生の卒業とともに解散することを決めて、卒業式の日までに解散ライブを行うことを計画する。
コンセプトだけ抜き出せば、そう悪くはない青春モノのように見えます。

しかしこれは徹底的に観る人を選ぶ映画でした。
二次元の美少女を愛でることが出来るか否かを試される試金石です。

見ていて非常に奇異に感じたのは、男性キャラクターが全くといっていいほど登場しないことです。
主人公の父親が出てはいるのですが、顔は常にフレームの外で見ることは出来ず声も聴こえることはありません。
全て主人公の周りにいる女性たちだけでストーリーが進行します。
そして、登場する人の全てが主人公たちに協力的です。
敵も障害も存在しません。
かつてのライバルも、初めて出会った後輩アイドルたちも皆無条件に力を貸してくれます。
そしてラストには”ミューズ”にとって理想的なエンディングを迎えることが出来てしまうのです。

私は途中で「これは主人公の夢オチか?」と思い始めていました。
そうでも考えなければこの映画にはついて行けそうにはなかったのです。

出演声優グループが紅白に出場したということもあって、音楽シーンには内心密かに期待していました。
ところが、”ミューズ”が歌い踊るシーンになると急に手書きのアニメからセルシェーダーCGに切り替わります。
CGなのでぐりぐり動くカメラの回り込みや9人の衣装の揺れまで表現した動き等、気持ち悪いほどにお見事でした。
しかしCGであるために顔つきが無機質でどことなく不気味な印象です。
時々手書きのアニメでアップ・ショットが挿入されますが、これも逆に違和感が増すばかりでした。

更にこのブログを書くために調べてみると、これまたおかしな情報を見つけてしまいました。
主人公役の声優さんが、以前アダルトビデオに出演していたらしいという噂です。
私にとっては最後の最後まで不可思議な作品でした。

11/1(火)
『アウトロー』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
poster アウトロー

現在公開中の『ジャック・リーチャー』がこれの続編だということで、録画してあったのを思い出して観ました。
随分前に録画したまま放置していて、ずっとハードディスクの肥やし状態だった作品です。

『ミッション・インポッシブル』と比べるとアクションはおとなしめです。
どちらかというと推理や頭脳戦を楽しむ作品のように感じます。
トム・クルーズも年齢を考えて、これまでと違った路線を模索しているようにも見えました。
お金を払ってまでこれの続編を観に行くかというと・・・微妙ですね。

11/2(水)
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』
(ホームシアター:Blu-ray)
帝国の逆襲

この日は休みだったので、ゆっくりブログの下調べをしていました。
『スター・ウォーズ』のシリーズ作品としての繋がりと『特別篇』の修正箇所についての確認が主です。
必要な部分をかいつまんで見ていくだけのつもりでしたが、いつの間にか集中して最後まで見入っていました。

『帝国の逆襲』はシリーズ中で一番見所が多いエピソードです。
しっかりとした脚本構成と緻密で大胆な描写が成されていて、私が映画の教科書の一つと思っている作品です。
我々が『スター・ウォーズ』に対して抱く「凄い」「面白い」というイメージの大半は、実は『帝国の逆襲』のものではなかったか?。
そして『帝国の逆襲』を注意深くひもとくと、『スター・ウォーズ』サーガの全体像が見えてくる気がします。

11/3(木)
鑑賞作品無し

11/4(金
鑑賞作品無し

11/5(土)
『君よ憤怒の河を渉れ』🈠
(ホームシアター:BSプレミアム録画)
君よ憤怒の河を渉れ

”ある理由”によりどうしても観ておきたかった作品です。
折よくBSで放送されたので録画して観ることが出来ました。

野生の証明
監督:佐藤純彌&主演:高倉健
この二人は、私が好きな映画『野生の証明』(1978年)のコンビです。

北京原人
しかしそれと同時に佐藤監督はあの『北京原人』の監督でもあります。

期待と不安に胸ときめかせて観た結末は?。
そして、私がこれをどうしても観ておきたかった”ある理由”とは?
合わせて近日公開いたします。

11/6(日)
『NHKスペシャル 終わらない人 宮﨑駿』🈠
(TV番組:ドキュメンタリー)
宮崎駿

つい先刻、この番組を観終えました。
映画ではありませんが思うことがあって、簡単にではありますが取り上げさせていただきます。

3年前の宮崎駿監督の引退宣言と、それに伴うスタジオ・ジブリの終焉。
それは私たちの世代(50代前半)の人間にとっては、もう宮崎アニメが観られないという側面だけに留まりません。
『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『ルパン三世』など、かつて自分たちが好きだった「人の手で描かれたアニメ」が失われていくという喪失感を感じます。
そしてアニメーションという技法を駆使して「物語」を「映画」を作ろうという作家がいなくなっていく寂しさがありました。

黒澤明や新藤兼人はどんなに高齢になってもなお作り続けることを止めませんでした。
宮崎駿もそうあるべき人物だと思っています。

宮崎監督は今、CGアニメに挑戦しようと若いスタッフと共に短篇作りを始めています。
その過程で「(ジョン)ラセターに中途半端なもの作ったと思われたくない」と苛立ちながらも言い放ちます。
「やっときゃ良かったと後悔するよりより、やったけどダメだったほうがましだ」とも。

若いCGスタッフたちよりも、75歳の宮崎監督や古参の美術スタッフのほうが生き生きしているように見えるのは気のせいでしょうか。
最新のA.I.によるCG技術で描かれた映像とその技術者に対し、「不愉快だ!」と言い放つガンコ親父が頼もしく見えてしまうのは私もまたオヤジだからなのでしょうか?。

番組としては、毛虫のCGアニメがその後どうなったのか尻切れトンボなのが気になりますが、長編映画の企画に意欲を示した姿を見せてくれただけでも意義ある番組でした。


以上、乱文失礼いたしました。
観終わってから一時間ちょっとではうまくまとめ切れませんね。

今週もお付き合いいただきありがとうございました。

今週は映画を観た気がしていません。
観たい作品が無いわけでも仕事が忙しかったわけでもありません。
このブログで『スター・ウォーズ』について書くことに時間をかけすぎました。
本末転倒ですね。
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Tag:ラブライブ! 終わらない人 宮﨑駿

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