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映画と日常

週刊映画鑑賞記(2017.8/14~2017.8/20)

トガジンです。
毎週日曜日の夜は、この一週間に観た映像作品について徒然なるまま書き連ねております。

8/14(月)
『パワーレンジャー』(吹替え版)🈠
(劇場:福井コロナシネマワールド)
パワーレンジャー
ずっと観そびれていた映画の一本です。
どうやら上映も終わりに近いらしく、いつの間にか吹替え版を一日一回上映するのみになっていました。
勝地涼と広瀬アリスの吹替えに不安があったので出来れば字幕版で観たかったのですが、客入りが悪かったのか比較的早い時期にスクリーン数が減らされて吹き替え版のみになってしまったようです。

パワーレンジャー 吹替
その吹替えですが、思ったより悪くありませんでした。
客寄せ目当てのタレント起用であっても、この作品の場合は声質と最低限の演技力が確保されていればこれで十分でしょう。

しかしこの映画、根本的に脚本がおかしいです。

パワーレンジャー レッドの奴
この映画、なぜが主人公が牛泥棒をするところから始まるのですがまるで意味が分かりません。
将来を嘱望されたアメフトの選手でありながら牛泥棒のために落ちこぼれ教室に通うことになり、そこで共にパワーレンジャーとなる仲間と出会うという設定になっているわけですが、牛泥棒をした理由が最後まで描かれないために彼という人物を理解することが出来ません。
こいつがレッド・レンジャーになったところで、見ていて気分が高揚することは全くありません。

パワーレンジャー イエローの子
もう一人、イエローの女の子の家庭事情も「母親をこんな風に描いて一体何がしたいんだ?」と疑問に思うくらい異様です。
反抗的な態度を取る娘に、ひたすらエキセントリックに金切り声を上げるだけの母親の姿は尋常ではありません。
これが何かの伏線になっているかというと全くそんなことはなく、ただただ「キ●ガ●みたいなお母ちゃん」という印象しか残りません。
ヒーローの親としてそんな母親像を見せて何の得があるというのでしょう?。

パワーレンジャー 5人
この映画の主題はヒーローが悪をなぎ倒す爽快感にあるのではなく、5人の少年少女がそれぞれの悩みを克服してヒーローになっていく過程に置かれているようです。
しかし、その設定や表現はどれも付け焼刃的で中途半端なものばかりで、「日本の戦隊ものを『ダークナイト』風にアレンジしてみました」という安直な印象しかありません
アスペルガー症候群やLGBTを思わせる描写まで詰め込んでいて、2時間20分の上映時間のうち100分近くを5人の精神カウンセリングに付き合わされてひたすら退屈でした。

パワーレンジャー ロボット戦
ようやくレンジャーに変身出来たものの、この映画にはヒーローものとして大事な描写が欠けています。
敵であるリタと変身後のパワーレンジャーたちが直接対決するシーンが無いのです。
レンジャーたちが肉弾戦を披露するのは岩石で出来たザコ戦闘員に対してだけで、その後はさっさと恐竜型巨大マシーンに乗ってボス戦へと移行してしまうのです。

同時期に公開の『トランスフォーマー 最後の騎士王』を意識してそういう構成にしたのかも知れませんが、これではパワーレンジャーたちはただのパイロットでしかありません。
巨大ロボットでブレーンバスターを決める前に、自身の肉体を極限まで駆使して格闘して見せてこその戦隊ヒーローものだと思うのです。
ハリウッドのプロデューサーにはそこのところがお分かりになっていなかったようです。
また、すでに『パシフィック・リム』や『トランスフォーマー』を観てしまった眼には、CGによるこの戦闘シーンの出来もまるで物足りないものでした。

ハリウッド版『ドラゴンボール』よりはなんぼかマシですが、日本の実写版『ガッチャマン』とレベル的に変わりありません。
駄作です。


8/15(火)
『シン・ゴジラ』
(自宅37インチ液晶テレビ:Blu-ray)
シン・ゴジラ ポスター(現実対虚構)
父方の本家である我が家には、毎年お盆になると日本各地から妹夫婦や従兄妹とその子供たちが一斉に集まって来ることになっています。
この日は、まだ『シン・ゴジラ』を見たことがないという子供たちのために、ささやかながらも「発声可能上映会」を開催しました。
『シン・ゴジラ』を、いやゴジラ映画そのものを初めて観る子供たちの反応は、見ていて心洗われる新鮮なものばかりです。
彼らにとって真夏の夜の良い思い出となり、ここから少しでも古き良き特撮怪獣映画に興味を持ってもらえれば幸いであります。

私自身も、劇場やホームシアターで観るのとは一味違う『シン・ゴジラ』を肉親たちと一緒に楽しみました。
劇場では周囲でペチャクチャ話し声がすると人一倍イライラしてしまう私ですが、「声出しOK」と割り切ってしまえばこれはこれで楽しいものです。
作品にもよりけりですが、最近増えている「発声上映」とか「絶叫上映」にも一度参加してみたいものだと思い始めております。


8/17(木)
『ほんとにあった!呪いのビデオ 74』🈠
(自室32インチ液晶テレビ:レンタルDVD)
ほんとにあった!呪いのビデオ 74
ビビりのくせに毎回楽しみにしているホラー・ドキュメンタリーシリーズ。
今回はなかなかレンタル出来なくて、発表から一か月近く経ての視聴です。
ただ、今回の「74」はハッキリ言って「外れ」でした。
残念!。

■山道
マウンテンバイクで転倒した投稿者に地を這う人影が迫ってくる、という内容。
ヘルメットに着けていた小型カメラ(GoPro)に映った怪異というのが今風で新しいものの、どうしても合成に見えて仕方ありません。。
もし本物の心霊映像だったら申し訳ないです。

■積載車
これも本物だったらごめんなさい。
序盤のカメラアングルが意図的に後方の事故車に目が行くレイアウトになっているのですが、これが「画面の右側を故意に空けている」と思ってしまうともう駄目です。
その空いたスペースにガッツリ映った女性の霊も、まるで人形みたいに見えて嘘臭さが拭えません。

■ドッキリ
とあるドッキリ番組で、打ち合わせの部屋にラップ現象・女性のうめき声・照明の明滅といった演出を仕掛ける中で、幽霊役の女性の背後に黒い人影のようなものが確認出来るというもの。
影だけですから撮影のやりようはいくらでも考えられてしまうわけで、これも申し訳ないですが素直に信じることは出来ません。

■シリーズ監視カメラ 二階の和室
小品ながらも今回唯一の良品。
映像を電波で飛ばす監視カメラの場合、パスワードをかけておかないと誰にでも自由に見られてしまうものらしいです。
この投稿映像はそんな「野良電波」から拾った映像とのこと。

どこかの民家のふすまや壁に黒い人影が現れ、やがて煙のように消えてしまう。
映像の内容そのものは今までの監視カメラものと大差ありませんが、今回は少し珍しい展開を見せてくれました。

「ほん呪」スタッフは投稿者(正体は不明)の情報を元にその所有者を探し当てますが、これは「監視カメラ」シリーズでは今まで無かった展開です。
映像を見た所有者のおばちゃんはあっさりと自分の家であることを認め、しかもそこに映る幽霊の存在も知っていました。
それは亡くなった彼女の夫の部屋であり、今もそこにいるような気がしてカメラを設置したとのことです。
本物かニセモノかは別として、この新しい見せ方と亡き夫を思うおばちゃんの話は良かったと思います。

■カメラ機能
複数の短い動画にオレンジ色の光が写り込んでいる、というもの。
残念ながら私の目にはただのフレアにしか見えません。
中村義洋監督の「お分かりいただけただろうか?」のナレーションにも、「いや、分かりません」と即答してしまいます。
最後の最後、ラストの1フレームに人の顔が映ってはいるものの、これが合成にしか見えないのもまた事実です。
この顔が女性を付け狙う男(女?)の生霊というのなら、「ほん呪」で調査・解明するべきではないでしょうか?。
問題の写真の女性が凄く可愛いかったのがせめてもの救いでした。

■おくりもの 後編(完結編)
72巻から続く三部作の最終回です。
これまで広げた風呂敷をたたみ切れずに、真犯人の逃亡という形で強引に幕を閉じられてしまった印象です。
結局、「モッカになる」という言葉の出目も、嘔吐物から出た幼虫の意味も、変化する顔の正体も、狂暴化した夫の行方も、全て宙に浮いたままで消化不良も甚だしいです。

前巻から登場した新スタッフの面々も悪い意味でキャラが立ちすぎです。
特に、無思慮な取材態度で相手を怒らせる女性ADなどは、あの展開(取材対象者を怒らせる)のためにキャスティングされたようにも受け取れます。
作り手の作意が見え見えで残念すぎる出来でした。

ラストの「意外な展開」も結局は顔にボカシが入っているため、一般視聴者としては( ゚д゚)ポカーン って感じで置いてきぼりにされた印象です。
前巻での話からすると彼女は「オ●ム真●教」の残党のようにも思えてきますが、いずれ続編でこのケリを付けてくれるとでも言うのでしょうか?。

これまでの『ほん呪』シリーズでは、(多分)本物の投稿心霊映像を元にその背景を調査してみせるというドキュメンタリー調の作りのバランスが心地良かったのですが、今回はそれが完全に失敗しています。
心霊ものとしてはもちろん、フェイク・ドキュメンタリーとしても全く楽しめません。

あと、新スタッフのうちKY女と挙動不審君は見ていて非常に不愉快です。
川居さんと寒川さんと大力君、そしてもっと常識のある体力系の男性スタッフを加えて進めてもらいたいものです。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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