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2017

週刊映画鑑賞記(2017.2/20~2017.2/26)

トガジンです。

毎週日曜の夜は、この一週間に観た映画の感想をまとめて書き連ねています。

今週は『宇宙戦艦ヤマト』まつりです。
ヤマトに夢中だった中学生のころに戻った気分です。

2/20(月)
マグニフィセント・セブン
(劇場:福井コロナシネマワールド)
マグニフィセント・セブン
福井県では毎週月曜日はメンズ・デーということで、男性は一律1,100円で映画館を利用出来ます。
仕事帰りにこの『マグニフィセント・セブン』を観てきました。

『七人の侍』『荒野の七人』のリメイク作品です。
虐げられた貧しい農民たちが、七人のプロフェッショナルを雇って不当な搾取者たちから村を守る。
この基本プロットの映画に外れは無く、今回の『マグニフィセント・セブン』も例外ではありません。
個性的な7人のガンマンと村人たち、そして憎々しい悪党といったキャラクターたち。
閉鎖された空間である村の構造を活かした戦闘・戦術の面白さ。
オリジナルに比べるとやや小ぶりな印象はありますが、2時間13分を全く飽きずに楽しませてくれました。

デンゼル・ワシントンは『荒野の七人』のユル・ブリンナーと同じ黒づくめの姿で登場しますが、その表情がふと志村喬に見える瞬間もあって原作である『七人の侍』の味わいを感じることが出来ます。
ガトリング砲と刺し違えるファラデー(演:クリス・ブラット)は三船敏郎の菊千代、決闘シーンで登場するイ・ビョンホンは久蔵と、『七人の侍』と照らし合わせる楽しみもありますが何人かは今回オリジナルのキャラクターもいます。
イーサン・ホークが演じた心に傷を負ったロビショーなどはとてもいいキャラクターでした。
ただ、ファラデーとホーンのキャラが被っている印象もあったりして、もう少し人物像を掘り下げる尺があると良かったと思います。

クライマックスの銃撃戦は、アクションはもちろんですが銃弾が頭上を飛び交うサラウンド感が凄くて、思わず首をすくめるほどに臨場感タップリでした。
ブルーレイが出たら、我が家のホームシアターでもう一度堪能したいと思っております。

エンドロールで高らかに『荒野の七人』のテーマ曲が流れたタイミングは喝采ものでしたが、どうせなら『七人の侍』のフレーズも楽曲の一部に入れて欲しかったですね。

2/21(火)
さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』
(ホームシアター:Blu-ray)
さらば宇宙戦艦ヤマト
来週観に行く予定の『宇宙戦艦ヤマト2202』に向けて、現在過去の関連ヤマト作品を観直しています。

さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』は今度の新作シリーズのベースとなる劇場用映画第2作です。
完結作であることが明示されたこともあり、配給収入21億円という大ヒットを記録しました。
当時人気絶頂だった『宇宙戦艦ヤマト』の登場人物たちが一人また一人と命を落としていった揚げ句、主人公がヤマトで敵に体当たりして終わるという衝撃的内容が売りの映画でした。

実は最初に観た時点から、この『さらば宇宙戦艦ヤマト』は好きになれませんでした。
今もその印象は変わりません。

アニメとしても映画としても確かに出来は良いですし、言ってることも正論ではあります。
しかし、前作で「生きて還る」ことを目指して頑張ったキャラクターたちを、(一部を除いて)必然性もなくただ悲劇的に殺していく制作者の情の無さが感じられて寒気を覚えました。
当時、佐渡先生や森雪が死んでいく場面で客席からすすり泣く声が聞こえてきましたが、私には作り手であるあの西崎プロデューサーの計算高いにやけ顔が目に浮かんで仕方がありませんでした。

キャラクターの死で感動を押し売りされるのは願い下げですが、続編でヤマトそのものを破壊することには賛成です。
波動エンジンも波動砲もコスモリバースも、この時点の地球文明にはオーバーテクノロジー過ぎて復興後は軍拡の道具にしかなり得ないものだからです。
新作『2202』ではどうやらこの点がフォーカスされるみたいですが、期待3分に不安が7分といったところです。

2/22(水)
宇宙戦艦ヤマト2199』第一章、第二章
(ホームシアター:Blu-ray)
『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章
『宇宙戦艦ヤマト復活篇』、キムタク主演の実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』と往年のファンを裏切り続けてきたヤマト・リブート作品群の後を受けて発表された一作目のリメイク版アニメ。
最初は「フン、またか」と鼻で笑っていたものの、いざ観てみるとオリジナルTV版『宇宙戦艦ヤマト』に対する丁寧なリスペクトが好印象で、本当に好きな人が作っていることが分かって嬉しくなってしまいました。
結果として、全作のイベント上映を観に行ってブルーレイも全巻買っております。

この日はヤマト発進からガミラス冥王星基地陥落までを描いた第6話までをイッキ見しました。
旧作ではここまでを8話を費やしていましたが、ずいぶんとテンポが良いです。
また、ガミラス人の肌の色問題やヤマト艦内の組織的な矛盾なども解消されており、余計な脳内補完なしに楽しめる作品になっています。

ただこのリメイク版で気になっていたのは、ヤマトと大和の関連付けがまったく描かれていないことでした。
旧作のヤマトは太平洋戦争時代の大和の残骸を改造して作った宇宙船ということになっていましたが、流石にその設定は無理があります。
しかしそのことによってヤマトが戦争行為に対する禁忌を込めた存在となって、ラストの異性人とも解り合えるというテーマにも繋がっていたはずでした。
しかし、リメイク版では地球軍の艦船の名前が旧日本軍のものにならって命名されていて、新造の大型宇宙戦艦であるヤマトもあの戦艦大和から名をもらったに過ぎないという設定のようです。
右と左両方への配慮から旧日本軍には一切触れないことにしたのでしょうが、どこか事務的で腑に落ちない気分はありました。
続編の『2202』ではこの点について何がしかのアプローチがあるのでしょうか。

2/23(木)
宇宙戦艦ヤマト2199』第三章、第四章
(ホームシアター:Blu-ray)
『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章
宇宙戦艦ヤマト2199』の続きです。
3巻目だけのつもりで観始めたものの、勢いがついてしまって結局ブルーレイ2巻、8話分をイッキ見してしまいました。
予定外の夜更かしで、翌朝の5時半起きがツラかったです。

旧作には無かったオリジナルエピソードが2本あってどちらも後半の伏線になっています。
そのうちの超能力を持つ種族がヤマト乗組員の記憶を探りに来るエピソードは、松本零士先生がアニメ終了後にスピン・オフとして描いた「永遠のジュラ編」を元にしているらしく、「こんなところまで踏襲するのか」と感心したものでした。
ドメル将軍もその部下たちも人物像と背景が掘り起こされていて、この調子で26話で収まるのかと心配になるほどの密度です。

2/24(金)
『ゴジラ対メガロ』
(ホームシアター:WOWOW録画)
1973 ゴジラ対メガロ
この日アップした本作品のレビュー内容の確認と写真撮りのため再視聴しました。

ゴジラシリーズ中1、2位を争う不人気作品です。
確かに行き当たりばったりな脚本と低予算からなる映像のチープさのため、ほとんど見るべきところの無い作品です。
しかし、当時小学三年だった私は、この映画に出てくる等身大二足歩行ロボット・ジェットジャガーがとても気に入っていました。
あの荒唐無稽を絵にかいたような映画にあって、唯一近未来をリアルに感じさせてくれる存在だったと思います。
「あんなロボットが欲しい」と思わせてくれたジェットジャガーのような二足歩行ロボットは、現在様々な形で実現しつつあります。
もちろん、意思を持つことと巨大化は別ですが・・・。

23日のレビューで舌足らずだった部分を加筆・修正しました。
『スター・ウォーズ』の<特別篇>みたいなことをしてしまってお恥ずかしいです。


宇宙戦艦ヤマト2199』第五章
(ホームシアター:Blu-ray)
『宇宙戦艦ヤマト2199』第五章
完全にハマってしまいました。
『宇宙戦艦ヤマト2199』はこの巻から独自の展開へと進みます。
ヤマト艦内にも不協和音があり、先行き不透明なイスカンダルへの旅を中断して居住可能な惑星への移住を希望するグループのクーデターが描かれます。
続いてガミラスではデスラー総統の暗殺計画が起こり、ドメル将軍はその濡れ衣を着せられて失脚。
さらにガミラスの持つ長距離ワープゲートを利用して大幅な日程の遅れを取り戻すことに成功します。
それらの合間に旧作のエピソードも巧みに持ち込まれていて、なかなか手際よく腑に落ちる設定と展開で、何度見ても面白い『ヤマト』です。

2/25(土)
『ゴジラ対メカゴジラ』
1974 ゴジラ対メカゴジラ
前作『ゴジラ対メガロ』の不出来と『流星人間ゾーン』へのゴジラ客演などで、特撮作品に見え隠れする「大人の事情」に気付いてしまった私でしたが、それでもこの映画は面白かった!。
気になるのは、キング・シーサーを呼び起こす歌が長すぎることと、奄美一族のお爺さんが言ってることが支離滅裂なことくらいです。
そもそもキング・シーサーがこの映画に必要だったかどうかという疑問もありますが(笑)。

2/26(日)
『宇宙戦艦ヤマト2199』第六章
(ホームシアター:Blu-ray)
旧作でも大きなヤマ場だったドメル将軍とヤマトの決戦が描かれます。
その最中に、イスカンダルの皇女と間違えられた森雪が敵に拉致されてしまいますが、旧シリーズの『ヤマトよ永遠に』の要素も取り入れているようです。
残り6話しかない中で少々詰め込みすぎではないかと心配になります。
この巻では劇場公開の日程が1ヶ月前倒しされてしまった影響で、後半(第21、22話)の画のクォリティが落ちているのがはっきり分かって残念でした。

さて、あと残るは第七章と劇場版『星巡る方舟』です。


個人的な趣味日記にお付き合いいただきありがとうございました。
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Tag:マグニフィセント・セブン 宇宙戦艦ヤマト2199 さらば宇宙戦艦ヤマト

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