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映像学科22番

映画と日常

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週刊映画鑑賞記(2020.10/12~2020.10/18)

トガジンです。

今週はいろいろと仕事が立て込んできてゆっくり長編映画を鑑賞する時間が取れませんでした。
時間があったとしても早朝からの仕事が多かったため見ていてもすぐ寝落ちしてしまうのです。
結局、今週見たのは、一本あたりの時間が短いBS4Kの『ウルトラセブン』と朝ドラ『エール』だけでした。
これで「映画鑑賞記」とはタイトル詐欺も甚だしいですが、どちらも映画作品に劣らないほど見ごたえあるものでありました。



『ウルトラセブン』(4Kリマスター版)
(ホームシアター:BS4K録画)
『ウルトラセブン』4Kリマスター版放送
今週は第5話「消された時間」と第6話「ダーク・ゾーン」が放映されました。
どちらも『ウルトラセブン』を代表する有名エピソードです。

第5話「消された時間」  
『セブン』#5 セブンVSビラ星人
<あらすじ>
世界的な科学者ユシマ博士が来日した。
地球防衛軍極東基地に自らが開発したユシマダイオードを取りつけるためである。
だが、ユシマ博士はすでにビラ星人によって洗脳されていた。
ダンはこれにいち早く気づいたが、危険を訴えても誰にも信用されない。
それどころか、ダン自身が疑われ拘束されてしまった。
その間に、ユシマ博士は超遠距離レーダーを破壊。
これによってビラ星人の宇宙船団はまんまと大気圏突入に成功する。


『セブン』#5 疑問
本作には、おそらく「消された時間」ならぬ「消された場面」があったと思われる部分があります。
一部意味不明なセリフがあるのです。
それは、ユシマ博士を車で送迎しているダンが「どうしてユシマ博士は僕が宇宙人であることを知っているかのようなことを言ったんだろう?」と博士に対して急に警戒心を抱きはじめるシーンです。
この前にホテルに迎えに行ったダンに対し、ユシマ博士が「ウルトラ警備隊の中に宇宙人がいる」と指摘してダンをドキリとさせるといった描写がなければならないはずなのです。

何故その場面が無くなったのかは不明ですが、消された場面を受けたダンのセリフだけが残されたために見る者に混乱を生じさせてしまっています。
アフレコ段階で車内でのダンのセリフだけでも整合性のあるものに変更するべきでした。

『セブン』#5 罠
ビラ星人に操られたユシマ博士の破壊活動を超能力で察知したダンは博士に襲い掛かりますが、何も知らない仲間たちに取り押さえられ独房に入れられてしまいます。

「信じてください!ユシマ博士は宇宙人に操られているんだ!」

これは『帰ってきたウルトラマン』の名編「悪魔と天使の間に・・・」(第31話)の原型ではないかと思います。

『セブン』#5 ユシマ博士
そのユシマ博士役を演じたのは山本耕一さん。
ウルトラシリーズへの出演はこの一本だけですが、宇宙人に操られたユシマ博士の無機質な表情は強く印象に残りました。

ところで、現在50歳以上の方ならばこの山本さんのことを覚えている人も多いのではないでしょうか?。
そーなんです!。
山本耕一さんは’80年代初頭の漫才ブームの時、当時の人気漫才コンビ:ザ・ぼんちのネタにされていた方なのです!。

「恋のぼんちシート」(YouTUBEより)

当時、ワイドショー「アフタヌーンショー」に事件レポーターとして出演していた山本さんと司会の川崎敬三さんとの独特なやりとり(「ちょっと待ってください、山本さん」「そうなんですよ、川崎さん。犯人はA地点からB地点まで移動して・・・」など)をネタにした漫才が大ウケ(死語)して、山本さんも一躍(変な形で)脚光を浴びていました。
そのせいで、大学生の時(’83年頃)に見返したときは漫才のネタを思い出してしまって真剣には見られなかったです(笑)。

『セブン』#5 ビラ星人
「我々はビラ星人 全宇宙の征服者だ」
・・・と、なんとも尊大な自己紹介をしたビラ星人ですが、なるほど時間を止めるという能力があればそれも不可能なことではないかも知れません。

しかし、それにしては地球人を洗脳してスパイ活動をさせるだけという姑息な手段を使っているのが気になります(笑)。
おそらく、ビラ星人が時間を止めておけるのはほんの1~2分だけなのだろうと思います。
それで相手の星に内紛を起こし弱体化させて侵略を進めてきたのでしょう。

『セブン』#5 セブン対ビラ星人 ビーム
疑問なのはセブンとの直接対決でなぜ時間停止能力を使わなかったのか?ということです。
セブンに簡単に防がれてしまうような貧弱なビームを撃つより、ほんの数分時間を止めて攻撃すればセブンだって太刀打ち出来ないと思うのですがね。
もしかすると、ビラ星人の中でも時間停止能力が使えるのはごく一握りだけなのかも知れません。
最後に巨大化して戦ったこの個体はビラ星人の中でも武闘派に属する奴だったということでしょうか?。

『セブン』#5 独房破壊
ところで、ダンがセブンに変身して破壊した独房を見てウルトラ警備隊がダンを更に疑うようなことはなかったのでしょうか?。
アンヌの「みんなビラ星人がいけないんですわ」でオールオッケーというわけにはいかない気がするのですがね。
この点にはまだ脳内補完が追い付いておりません(笑)。

第6話「ダーク・ゾーン」  
『セブン』#6 アンヌの部屋
<あらすじ>
アンヌ隊員のプライベート・ルームに謎の黒い影が出現した。
「自分の正体は宇宙人だが危害を加えるつもりは全くない、怪我をしているので休ませて欲しい。」と語るその相手をダンとアンヌは匿うことに。。
ちょうどその頃、宇宙空間都市ペガッサから「システムトラブルが発生したため地球の軌道を変更してほしい」という連絡が入っていた。
天然の惑星の軌道を変えることなど出来ない。
このままではペガッサシティは地球と衝突してしまう。


『セブン』#6 アンヌ
私が『ウルトラセブン』を初めて見たのは5歳の頃でしたが、その時のおぼろげな記憶の一つに「ウルトラ警備隊にはすごく優しい姉さんがいた」というものがありました。
その優しいお姉さんとは、この第6話「ダーク・ゾーン」で怯えるペガッサ人工作員を優しく庇ってあげていたこの時のアンヌのことではなかったかと思います。

アンヌのお部屋にペガッサ星人
一つ疑問に思うのは、ペガッサ人はどうしてわざわざ警戒厳重なウルトラ警備隊本部基地に入り込んだのでしょうか?。
しかもケガをした状態で・・・?。

ペガッサ工作員は『スタートレック』等で使われていた物質転送装置を使ったのではないかと考えられます。
その時、転送装置に何らかのアクシデントが起き(なにせペガッサ都市そのものがトラブっていたくらいなので)、彼はよりによってウルトラ警備隊基地のアンヌの部屋にケガをした状態で転送されてしまったのに違いありません。

・・・と、こんな風に自分なりの脳内補完しながら見るというのも、『ウルトラセブン』の乙な楽しみ方の一つですね(笑)。

『セブン』#6 談笑
アンヌの部屋に現れたペガッサ人は普通に”良い奴”で、「君たち地球人だって立派な宇宙人じゃないか」とグローバルな視野を持っています。
昨今の日本はお隣のK国やC国の一方的な言い分や身勝手な行動に振り回されております。
でも、私が個人的に知っているこれらの国の人たちはみんな善い人ばかりなのです。
数年ぶりにペガッサ星人とのやりとりを見ていてふとそんなことを考えておりました。

『セブン』#6 対峙
しかし、ペガッサと地球の衝突を避けられないと悟ったペガッサ工作員は、母国を救うために地球を破壊する爆弾を起動させます。
そして自分に優しくしてくれたダンとアンヌにだけそのことを告げて「逃げろ」と伝えます。
ダンがペガッサ市の破壊を告げても「地球人の貧弱な科学で自分たち宇宙都市を破壊できるはずはない」と信じようとしません。
しかし、地球が無事でいることがペガッサ消滅の証拠であることを悟ったとき、彼は「なんていうことをするんだ。ペガッサは宇宙が生んだ最高の科学なんだ!。」とセブンと地球人の行為をなじります。

「宇宙一の科学力を持つ自分たちペガッサが生き残るために文明の遅れた地球が滅びるのもやむを得ない」という独善的な考え方が垣間見えます。
このペガッサ人の思考は宇宙レベルの選民意識のようなもので非常に身勝手なものに思えます。
しかし、アンヌの部屋に逃げ込んできたペガッサ人は、個人レベルでは人の情を理解する本当に善い奴なのです。

『セブン』#6 ペガッサ人
今後は地球を第2の故郷として生きていかねばならなくなったペガッサ人工作員。
この一本だけで終わらせてしまうには実に惜しいキャラクターだと前々から思っていましたが、確か平成『ウルトラセブン』に彼が地球人に姿を変えて暮らしていたという後日談があったと記憶しております。
あと最近の『ジード』にもペガッサ人の子供が登場していました。
ファンだけでなく作り手からも愛されているキャラなのですね。



連日
『エール』
(居間49インチ4K液晶テレビ:NHK総合)
2020年春のNHK朝ドラ『エール』ポスター画像
今週は裕一が戦争の現実を思い知らされる重要なパートです。
いつもの明るいオープニングも無くなってこれまでの流れとは明らかに異質な感じでした。
画面作りも、全体に色彩を落としたモノトーンになっていて重苦しい雰囲気を醸し出していました。

『エール』当時の新聞記事
裕一のモデルである古関裕而先生も戦時中ビルマへの慰問に行かれています。
実際はこのドラマほど劇的な経験はされていないようですが、それでも若い兵士たちが自分が作った音楽に影響を受けて命を散らしたことを悟り戦後の作曲活動に大きな暗い影を及ぼしたとのことです。

『エール』前線
歴代朝ドラには太平洋戦争期を舞台にした作品も数多いですが、実は戦場のシーンが描かれた作品はごくわずかで、そのほとんどは内地で夫や恋人の生還を待ちわびる女性主人公の姿にばかりスポットが充てられていたそうです。
これは何十年も朝ドラを見続けてきた母の話ですが、なるほど朝・昼の主婦の息抜きドラマに人がバタバタ死んでいく戦場の場面はそぐわないことは確かです。

『エール』現実
ところが今週のエールでは、主人公:裕一が慰問のため訪れたラングーンでの凄惨な戦闘場面が描かれました。
凄惨といっても朝ドラの許容範囲内の描写ですし、戦争映画みたいに俳優さんの数も多くはないですが、その前のコンサートシーンの影響もあって短いながらも死んでいく一人一人の兵士の無念さが伝わってくるようでした。
そしてその最中には、裕一にとって人生の恩人とも呼べる藤堂先生までも・・・。
藤堂先生のモデルとされていた方は戦争から生きて帰っていて、戦後も長い間教育者として働いていらっしゃったはずです。
以前(藤堂先生出征の時)、そのことを調べていたのでこの展開は本当に意外でした。

『エール』涙
恩師の遺書を未亡人となった昌子に手渡す場面。

「幸せだったなぁ、楽しかった。もうあんな日還ってこない。会いたい、もう一度会いたい。」

悲しいとか辛いとかではなく、あえて楽しかった思い出を口にする堀内敬子さんの名演技に私も妻も思わずもらい泣きしてしまいました。

『エール』華ちゃん
そして、音の音楽学校の生徒だった少年:弘哉の戦士の報告も。
弘哉にはかない恋心を抱いていた華ちゃんの嗚咽がまた心をえぐります。
前から弘哉には死亡フラグが立ちまくっていたのでこの展開は読めていたつもりでしたが、そんな先読みなど俳優さんたちの真摯な演技の前に消し飛んでしまって自然に言葉を失っておりました。

『エール』戦場で音楽演奏
その一方で、いくつか気になる点があったのも事実です。
例えば、いかに慰問が来たとはいえ前線の野営部隊で音楽の演奏会なんてあり得るのか?という疑問です。
大きな音を立てては敵に見つかって標的にされるだけではないかと思うのですが・・・?。

『エール』あの世の父親たち
そして一番気になったのは、この重苦しい雰囲気の最中に突然あの世で楽しくやっている小山・関内両家の父親が間抜けな幽霊姿で登場するシーンがあったことです。
裕一の母の夢だとはいえ、これから大勢の人の無念の死を描くことになるドラマの中においてあまりにも無神経な画だったように思います。
場を和ませたいという意図があってのことだと思いますが、私には違和感しかありませんでした。

『エール』はシリアス描写とユーモア描写のバランス感覚に若干難があるように思います。
これは、当初一人の脚本家が全編通して執筆するはずだったのが、その人が急に降板することになって複数のライターの手でシナリオを書き進めたことによる弊害ではないでしょうか。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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おかげさまで4周年!

CATEGORYご挨拶
トガジンです。
2016年10月16日にスタートした本ブログも、おかげさまで本日丸4周年を迎えることが出来ました。

4周年記念
ありがとうございます!

思い起こせば、10月16日を本ブログ開設日に決めた理由は映画『シン・ゴジラ』でした。
私は2015年10月13日(東宝スタジオ)と16日(内閣情報集約センター)の二日間、『シン・ゴジラ』の撮影現場にエキストラとして参加させていただいたのです。

>第一回記事「実は私、『シン・ゴジラ』に映ってます」(2016/10/16)

「ゴジラ映画の一部になりたい」という熱い想いから生涯一度だけのつもりで参加したのですが、それがあまりにも楽しくて一度どころかこれまでの5年間に9本もの映画やドラマ(未公開・出演シーンカットの作品も含む)に参加してきました(笑)。

50歳を過ぎてまた新しい趣味(エキストラ)を見つけることが出来たわけですが、自分にとっての映画の楽しさを何かに書き記しておきたいという気持ちから始めたのがこのブログでした。

初めて記事をアップしてから早や4年・・・。

災害情報センター
そして、内閣情報集約センターでの『シン・ゴジラ』の撮影に参加したあの日から今日で丸5年が経ちました。

子供のころから何事も三日坊主だった私がこのブログを4年も持続出来たのは、ストレスフリーに「好きなこと」だけ書き続けてきたことと、いつも見に来て下さっている皆様のおかげでございます。

これからも「映像学科22番」をよろしくお願い申し上げます m(_ _)m


※トップ画像は急な思いつきで作ってみました。
初代『ゴジラ』を冒涜するつもりは決してありませんので、どうか笑って見逃してやって下さいませ。m(__)m

週刊映画鑑賞記(2020.10/5~2020.10/11)

トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。



10/6(火)
『バースデー・ワンダーランド』🈠
(ホームシアター:WOWOW録画)
『バースデー・ワンダーランド』ポスター画像
<あらすじ>
誕生日の前日、自分に自信がない小学生の少女アカネの前に謎めいた大錬金術師ヒポクラテスとその弟子ピポが現れる。
自分たちの世界を救ってほしいと訴える2人に無理やり連れて行かれたのは、骨董屋の地下室の扉から繋がるワンダーランドだった。
不思議な動物や人が住むそのカラフルな世界は色が消えてしまう危機に陥っていた。


劇場版クレヨンしんちゃん『嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』や『嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』など数々の傑作アニメを世に送ってきた原恵一監督の最新作です。
劇場公開時には見逃してしまいましたが、先日WOWOWで録画しておいたのを視聴しました。

『バースデー・ワンダーランド』メインの3人(いや4人か)
・・・。
う~む・・・。
観終わって「これ、本当に原恵一監督の作品なのか?」と思わず声に出てしまいました。

ネガティブ思考な少女が異世界に迷い込み、”予言”や”伝説”を実現することでその世界の危機を救うという冒険ファンタジー。
手垢が付いたありふれたストーリーで、しかもそのイメージが全て「どこかで見たことあるような世界観」で固められていて斬新さがまるで無いのです。

でも、それはまだ良しといたしましょう。

『バースデー・ワンダーランド』主人公
一番駄目な点は、この冒険を経た主人公がどう成長したのかハッキリしないまま映画が終わってしまうことです。
アカネが自発的に行動するシーンが一度も無く、あれでは単なる異世界の案内役でしかありません。
これには心底ガッカリしました。

『バースデー・ワンダーランド』元祖野原親子
それでも最後まで見ていられたのは、敵の師弟コンビを演じていた声優さんの聴き心地のよい声のおかげでした。
敵ボス:ザン・グ役が藤原啓治さん。
そしてその弟子:ドロポ役は矢島晶子さん。

野原ひろしとしんのすけ
そうです!。
『クレヨンしんちゃん』の(元祖)野原父子コンビだったのです。
原監督作品らしいキャスティングで、この二人の掛け合いに引っ張られて最後まで観てしまいました。
※藤原啓治さんは去る4月12日、還らぬ人となってしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。



10/9(金)
『カツベン!』
(ホームシアター:WOWOW録画)
『カツベン!』ポスター画像
<あらすじ>
子どもの頃から活動弁士に憧れていた染谷俊太郎は「心揺さぶる活弁で観客を魅了したい」という夢を抱いていたが、今ではニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいた。
そんなインチキに嫌気がさした俊太郎は持ち逃げした大金を持ってとある小さな町の映画館に流れつく。
「これで本物の活動弁士になれる!」と期待した俊太郎だったが、そこにかつての泥棒仲間と彼らを追う刑事、そして今は映画女優となっていた初恋の相手まで現れる。
俊太郎の夢と恋の行方やいかに?。


『カツベン!』エキストラ参加場面
2年前、私もエキストラの一人として京都太秦撮影所で一部のシーンの撮影に参加した作品です。

>『カツベン!』 〜どないしよう 活動写真に写ってしもうた〜 (2019/12/19)

劇場公開以来ブルーレイ発売を心待ちにしていましたが、どういうわけかパッケージソフトはDVDしか発売されず、ハイビジョン画質で見るにはアマゾンプライムビデオやU-NEXTの有料配信のみ。
どうしてもディスクメディアに拘りのある私はWOWOWの放送を待っていたのです。

『カツベン!』即興
前は主演の成田凌さんの即興活弁の面白さと自分も参加したシーンにばかり気持ちが集中していましたが、今回は作品中で上映されている無声映画にも注目しておりました。
というのも、その中の『金色夜叉』のお宮役は私の現在の一推し女優:上白石萌音さんなのです。

上白石姉妹
上白石萌音さんは妹の萌歌さんと姉妹一緒に東宝シンデレラオーディションに合格してデビューしたとのことなので・・・

『モスラ』(1961)
もし、再び日本で『モスラ』が作られるとしたならば(あるいは『ゴジラ』新作に客演でも可)、是非姉妹で4代目小美人として出演していただきたいですね。
上白石姉妹の歌唱力をもってすれば、あの「モスラの歌」(♪もすら~や、もすら~、とんがんかさくやいんどむ~)も何かとんでもなく素晴らしい歌に聴こえてくるはずです。



『ウルトラセブン』(4Kリマスター版)
(ホームシアター:BS4K録画)
『ウルトラセブン』4Kリマスター版放送
今週は第3話と第4話が放送されました。
この2本にはある共通点があります。
それは「ダンがウルトラアイを奪われて変身不能に陥る」ということです。
また、どちらも女性(に化けた宇宙人)に奪われています。
そういえば、第37話「盗まれたウルトラアイ」でも盗んだ相手はマゼラン星人の美少女でした。

第3話「湖のひみつ」
「湖のひみつ」セブン対エレキング
<あらすじ>
木曽谷付近に落下した物体を調査するため現地に向かったダンとフルハシ。
その正体はピット星人の宇宙船だった。
船内に入ったダンはピット星人にウルトラアイを盗まれてしまう。
やがて、付近の湖から怪獣エレキングが出現。
セブンに変身出来ないダンはカプセル怪獣ミクラスを立ち向かわせるがエレキングの電気攻撃には歯が立たなかった。


放送は第3話ですが、制作順では一番最初に作られたエピソードです。
そのせいか、ツッコミどころも1話、2話に負けず劣らず多いです。

「湖のひみつ」変身シーン
実は第3話の変身シーンには不自然な点があります。
ダンは手の平でペタッと目元を隠しているだけで、彼の手元にはウルトラアイが映っていません。
これは第2話でも同様です。

第2話と第3話はどちらも野長瀬三摩地監督の作品ですので、この2本の屋外ロケは同じ日に行われたと考えられます。
私の想像ですが、この2話&3話合同屋外ロケに出かけるときに小道具担当スタッフがウルトラアイを忘れたまま出てしまったのではないでしょうか?。
あるいは、小道具さんがウルトラアイを作るのが「湖のひみつ」のクランクインに間に合わなかったのか?。
そのどちらかではないかと思われます。

「湖のひみつ」ウルトラアイ
それにしても、ダン=セブンはどうしてこうも大事なウルトラアイを盗まれたり失くしたりすることが多いのでしょうか?。

作劇上の理由として、まず「物語にサスペンス性を持たせるため」という点が考えられます。
その最高峰が第37話「盗まれたウルトラアイ」で、無理に宇宙人や怪獣を出さずともウルトラセブンの物語は成立することを証明して見せました。
(ただ、幼い子供たちには不評だったかも知れませんが・・・)

「湖のひみつ」カプセル怪獣
もうひとつは、せっかく作ったカプセル怪獣の設定を生かすため。
毎回すんなりセブンに変身出来てしまったらミクラスもウィンダムもアギラも出番は無いですから。

あと、設定上の理由付けとしてセブンは地球で変身するためのアイテム携帯にまだ慣れていないという考え方も出来ますね。
セブンはモロボシ・ダンという地球人に姿を変えて人間社会に紛れ込んでいます。
そしていざという時にだけ元の姿に戻る変身アイテム(というよりリミッター解除装置と呼ぶべきか?)を持ち歩くことになったわけですが、こんなものはM78星雲に居た頃には全く必要なかったものです。
持ち慣れないモノを持ち始めたばかりの頃って、よくその存在自体を忘れすことが多いものですよね。

ガラケー
例えば私たちも携帯電話を使い始めた頃には、まだ持ち慣れていないためどこかに置き忘れることが多かったと思うのです。
あれと同じではないでしょうか。

「湖のひみつ」ウルトラアイがない!
ダンが懐に手を当てて「はっ?、ウルトラアイが無い!」と焦っている姿は、私たちが初めて携帯電話を持った頃に「あっ?、携帯忘れた!」と慌てたかつての自分と同じなのです(笑)。

第4話「マックス号応答せよ」
「マックス号応答せよ」セブン対ゴドラ
<あらすじ>
相次ぐ船舶消失事件の調査のため地球防衛軍が誇る最新鋭の科学調査艦マックス号が出動する。
しかし、そのマックス号までもが消失してしまった。
それは地球侵略を企むゴドラ星人の仕業だった。
ゴドラ星人は美女に変身してウルトラアイを盗みダンをセブンに変身出来なくさせ、さらにフルハシに化けて地球防衛軍基地に潜入し基地を爆破しようとする。


第4話もツッコミどころがテンコ盛りであります。
名作『ウルトラセブン』も最初の6~7話くらいまではいろいろ試行錯誤しながら作っていたらしく、シナリオが舌足らずだったりキャラ設定があやふやなところが多いです。

「マックス号応答せよ」またもや・・・
3話で「ウルトラ・アイは僕の命なんだ」と言っていたダンですが、続く4話でまたもやウルトラ・アイを奪われてしまいました。
しかも、今度の相手も女性に化けた宇宙人です。
3話と4話を続けて見ると、ダンには学習能力というものが欠けていると思わざるを得ません。
弟子のレオや息子のゼロには見せられませんな(笑)。

「マックス号応答せよ」第六感
ゴドラ星人はフルハシ隊員に化けてウルトラ警備隊基地に潜入してきますが、ダンは「フルハシ隊員とは思えない、僕の六感がそう教える。」と即座に見破ります。
「流石はウルトラセブン!」と言いたいところですが、「じゃあ、あの女の時にも気付けよ」とツッコまずにはいられません(笑)。

「マックス号応答せよ」エメリウム光線
色々あってウルトラアイを取り戻したダンはセブンに変身。
爆弾を仕掛けたゴドラ星人の一人をエメリウム光線でやっつけます。
ただし、そこはウルトラ警備隊基地の地下原子炉・・・。

「マックス号応答せよ」火気厳禁
ビームを喰らったゴドラ星人の向こうには「火気厳禁」の張り紙が!?。
万が一、ビームが外れたりここで爆発なんかされたりしたらウルトラ警備隊基地が・・・、いや地球そのものが・・・。
撮影場所はおそらく当時のTBSのボイラー室かなにかだと思われますが、せめて張り紙を外すとか向き(背景)を変えるかくらいするべきだったと思います。

「マックス号応答せよ」宇宙遊泳
タケナカ参謀、アマギ、ソガ、フルハシの4人は宇宙空間を漂うマックス号から宇宙遊泳で脱出します。
ウルトラ警備隊の隊員服とヘルメットはそのまま宇宙服にもなるのですね。
それにしても、この格好で宇宙遊泳って・・・。

いやいや、こんなに簡素な装備でも宇宙空間で生存出来る時代はいつか必ずやって来ます。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』簡易宇宙服
遅くとも西暦2201年くらいには(笑)。



連日
『エール』
(居間49インチ4K液晶テレビ:NHK総合)
2020年春のNHK朝ドラ『エール』ポスター画像
祐一の召集は解除されました。
戦意高揚映画の主題歌を作ることで国への貢献度大と認められたためです。

『決戦の大空へ』ポスター
その映画のタイトルは『決戦の大空へ』
ここで少し意外だったのは、祐一が企画の説明を受ける際「主演は原節子、作詞は西条八十先生」と実名が出ていたことでした。

これまで『エール』では全ての登場人物の名前は実際のモデルとは微妙に変えられていました。
例えば古関裕而→古山祐、野村俊夫→村野鉄男、伊藤久男→佐藤久志といった具合にです。
これは原節子や西条八十は今後『エール』に登場する予定は無いということなのでしょうか?。
西条八十と古関裕而先生は戦後『ひめゆりの塔』で再びタッグを組むはずなのですが・・・。

『エール』予科練
祐一は『決戦の大空へ』の主題歌「若鷲の歌」に取り組みますが、勇ましいだけの曲調には納得出来ず作曲のヒントを得るため予科練を体験取材します。
そこで純粋に国や家族を慕う訓練生の話を聞き、あの現代にまで伝わる名曲「若鷲の歌」を生み出しました。

ここで残念だったのは、もう一つの勇壮バージョンを一切聴かせてくれなかったことです。
おそらく譜面がもう残っていなくてどんな曲だったのか分からないためだと思いますが、なんだか作為的で不自然な感じになってしまいました。

『エール』ようやく結婚した五郎と梅
一方、五郎と梅ちゃんは無事に結婚。
戦時話になってから徐々に世知辛い雰囲気になってきていますが、五郎が出てくるとなんだかホッとします。

『エール』五郎と祐一
しかし、五郎は戦時歌謡のヒットメーカーとなった祐一に「これ以上戦争に加担する曲は作らないで欲しい」と直訴します。
その言葉に「国のために戦いたいと思う気持ちは決して悪いことじゃない」と答える祐一。

このセリフだけを取り上げて「NHKが戦争肯定した!」とか騒ぎ出す人が出なければよいのですが・・・。



う~ん、どうしても『ウルトラセブン』の記事が長くなってしまうなあ。
ワンポイントレビューのはずだったのに・・・来週は気を付けます。

今週もお付き合いいただきありがとうございました。

週刊映画鑑賞記(2020.9/28~2020.10/4)

トガジンです。
毎週日曜日はこの一週間に観た映像作品を日記代わりに書き留めています。

10/1(木)
『テネット』🈠
(劇場:109シネマズ大阪エキスポシティ)
『テネット』ポスター画像
ストーリーが超難解と言われるクリストファー・ノーラン監督の最新作『テネット』を観てきました。

2020-10-01 109シネマズ
これだけはどうしてもIMAXの特大画面で見たかったので、昨年暮れの『スカイウォーカーの夜明け』以来9ヶ月ぶりに大阪エキスポシティに行って参りました。
3月以降映画やイベント参加のための県外遠征は許してくれなかった妻も「感染予防はしっかりすること」を条件に許可してくれました。

20191223 109シネマズロビー 2020-10-01 ロビー
9ヶ月前に来た時とは明らかにロビーの雰囲気が違いました。
まず椅子という椅子が全て撤去されています。
人が集まらないようにするためだろうと思いますが、ロビー内に座る場所が全く無いのには困りました。
(結局外のテラスに座って上映時間を待ちました)

2020-10-01 アルコール消毒
入口には当然アルコール消毒。
持ち去られないようチェーンで固定されているのがある意味大阪らしいです(笑)。

2020-10-01 ソーシャルディスタンス
券売機もオンラインチケット発券機も全て一台おきにしか使用出来なくなっていました。
まあ、客入れ数自体が半分に制限されているのでこれで十分なのでしょうけど。

2020-10-01 検温
もちろん、シアター入り口には非接触の検温装置も。
あと、マスク無しでは入場不可とのことでした。

2020-10-01 チケット発券
今回私が取った席はセンターライン上のエグゼクティブシートのすぐ後ろのI -020。
チケット発売は9/28からでした。
日付が変わってすぐ座席予約ページに入ったのですけど、私が見たときはすでにエグゼクティブシート中央部は全て売り切れていました。
平日の真昼間というのに競争率高すぎです。

『テネット』テロ
実は昨年末、この劇場で『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』を見たとき『テネット』の冒頭数分間(劇場襲撃シーン)が上映されました。
最初は単なる予告編かIMAXのデモ映像かと思っていたのですが、それにしてはやけに長いしストーリー性もあるので一瞬「入る劇場を間違えたか?」とさえ思いました。
予告編代わりに映画の一場面を丸ごと見せる新しいタイプの宣伝方法だったようです。

その時は全く前情報無しで見ていたため、最初の印象ではポリスアクションものかと思っていました。
途中時間逆行して壁に打ち込まれた銃弾が戻っていくシーンになって初めて「これは時間ものSFだ」と分かりました。

『テネット』え?
最初に白旗上げておきます。
一回見ただけではもぉ何が何やら
とにかく通常の順行時間と逆行時間との関連が全然分からないままストーリーが走り出してしまうので困ります。
一応申し訳程度に科学者のお姉さんからレクチャー受けるシーンがありましたが、たったあれだけの説明でイメージを掴むのはまず不可能です。
他の時間逆行もの映画(『メッセージ』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など)も連想しながらなんとかこの概念を掴もうと頑張ってみましたが、結局完全に置いてけぼりを食ったまま終わった気がします。
これで映像が安っぽかったら・・・というより、クリストファー・ノーラン監督作品というブランドが無かったらほとんどの観客は「駄作」の烙印を押したに違いないとさえ思いました。

どうしてこんなに分かりにくいのか?。
いや、むしろ分かりやすさを故意に排除している気さえします。

ノーラン監修『2001年宇宙の旅』70mm版
そこでクリストファー・ノーラン監督のフィルモグラフィについて考えてみました。
『テネット』は監督作品としては『ダンケルク』の次になりますが、実は『ダンケルク』と本作の間には『2001年宇宙の旅』のリマスター監修という仕事に携わっていたのです。
『2001年宇宙の旅』は、スタンリー・キューブリック監督が観客に簡単に理解させないように説明用のシーンやナレーションを全て削除してしまったのだそうです。
その『2001年』のレストア作業の後に作ったオリジナルストーリーでは、敬愛するキューブリックにあやかってわざと「分かり易さ」を排除したのかも知れません。

『テネット』バック走カーアクション
それでも映像の迫力と面白さは流石でした。
普通だったらチープにしか見えない逆転再生をこれほど有効活用した映画はかつてないと思います。
後ろ向きに人が歩くシーンやバックで激走するカーチェイスが妙に頭にこびり付いていて、今でも駐車場からバックで出てくる車を見るたび『テネット』の時間逆行シーンが思い浮かんでしまいます(笑)。

ところで・・・

数年前にアメリカでハイウェイや一般道路をバックで走り続けた車のニュースがありましたね。
もしかすると、ノーラン監督はこれを見て『テネット』のアイデアを思いついたのかも?(笑)。

2020-10-01 シアター11
それにしても・・・。
何度来てもこの劇場のスクリーンの巨大さは別格ですね。
次にここに来るのは『ゴジラVSコング』あたりかな?。



『ウルトラセブン』(4Kリマスター版)
(ホームシアター:BS4K録画)
『ウルトラセブン』4Kリマスター版放送
今週火曜日から始まった4Kリマスター版『ウルトラセブン』。
今週は第1話と第2話が放送されました。
最終回まで毎週欠かさず観ることは確実なので、朝ドラ『エール』と同じく週末のコーナー化することにしました。
これから毎週2話分づつ、感想や思い出話などを書き連ねていきたいと思っております。

第1話「姿なき挑戦者」
<あらすじ>
人間蒸発事件が、頻繁に発生していた。
地球防衛軍は、一連の事件を宇宙人の仕業と断定し、精鋭チーム"ウルトラ警備隊"に出動を要請する。
早速、捜査を開始したフルハシ隊員とソガ隊員の前に突如現れ、警告を発する謎の風来坊。
彼はモロボシ・ダンと名乗り、宇宙人を迎撃するために有効な作戦を提案した。


名作と誉高い『ウルトラセブン』ですが、実は最初の数話はチャレンジ精神が空回りしている部分が結構あって、見る時に若干の脳内補完が必要な部分があったりします。

4K『ウルトラセブン』入隊
いかに『ウルトラセブン』の大ファンであったとしても、突然現れて名前もまともに名乗らないような風来坊をいきなり本部基地に招き入れてしまうウルトラ警備隊の無防備さには驚かされます。
しかもキリヤマ隊長は「特殊噴霧器はどのくらいで作れるか?」と何故か科学担当のアマギではなくダンに尋ね、ダンも何故か「技術部の協力があればすぐです」と即答します。
もし『ウルトラセブン』に悪意を持つ者がこれを見たなら「ほ~ら、やっぱり子供騙しだ」と馬鹿にされることは確実です。
そして、たった一度の貢献実績だけでダンをウルトラ警備隊に入隊させてしまう地球防衛軍。
この組織は入隊希望者の身辺調査はしないのでしょうか?。

ちなみに、前作『ウルトラマン』のハヤタは元々科特隊隊員なのでこういった違和感は無かったです。
また、次の『帰ってきたウルトラマン』の郷秀樹には坂田という身元保証人がいましたし、MATの入隊試験を受けるシーンも描かれていました。

で、今回久し振りに見ているうち今までと少し違った解釈を思いつきました。

4K『ウルトラセブン』警告
モロボシ・ダンは、初対面のソガ・フルハシ両隊員の名前とプロフィールをピタリと言い当てていました。
つまり、ダンことウルトラセブンは地球防衛軍のサーバーにアクセスして情報を読み取る能力を持っていると考えられます。
ということは、自分の姿形を薩摩次郎(第17話に登場するダンのモデル)に似せただけでなく、その超能力を使ってモロボシ・ダンという架空の人間の戸籍をサーバー上に作り上げて地球防衛軍に入り込んだのではないでしょうか?。

これを読んだ方の中には「おいおい、1967年にインターネットもサーバーもあるわけ無いだろう。」と嘲笑う方もいらっしゃるかと思います。
でも、第8話「狙われた街」ラストのナレーションを思い出してみてください。

「このお話は遠い遠い未来の物語なのです。」

そう!、腕時計にテレビ電話が仕込まれているほどの未来社会なのです。
インターネットや巨大情報サーバーがあっても少しもおかしくはありません。

で、この説を妻に得意気に語って聞かせてみたところ、「ハッキングと情報操作で地球人になりすました?。それじゃセブンも侵略者みたいじゃないの。」とあっさり返されてしまいました。
う~む、そう言われれば確かに・・・。

第2話「緑の恐怖」
<あらすじ>
宇宙ステーションV3から一時帰還したイシグロ隊員を彼の自宅まで送り届けたダンは、イシグロ邸の庭で地球には存在しないはずの"チルソナイト808"を発見する。
その夜、イシグロ邸付近で人間が襲われる事件が続発。
やがて、イシグロの妻は夫の異変に気づく。


4K『ウルトラセブン』中真知子さん
ウルトラセブン第2話の一番の見どころは、中真千子さん演じる若奥様のはじけるようなこの笑顔であります。
でも、これだけで2話の感想を終えるわけにはいきません(笑)。

4K『ウルトラセブン』ウルトラセブン頑張って
今回も少し気になる点がありました。
ワイアール星人と戦うセブンに向かってアンヌがいきなり「ウルトラセブンがんばって!」と応援したり、キリヤマ隊長も「そのセリフはウルトラセブンに言ってもらいたな」と言ったりと、何故か皆当たり前のように赤い宇宙人の名を「ウルトラセブン」と呼称しているのです。
第1話ラストの時点では、クール星人を倒してくれた赤い宇宙人の名を知るものは誰一人いなかったはずなのに?。

で、ここで再び脳内補完!。
第1話のあと、ウルトラ警備隊のメンバーが集まってこんな会話を交わしていたに違いありません。

アマギ「ところで、助けてくれたあの宇宙人の名前は何ていうんだろう?」
ダン 「名前なんかないよ」
ソガ 「よせやい、名無しの権兵衛なんてあるもんか」
ダン 「そうだなあ、じゃあ”ウルトラセブン”ってのはどうだろう?」
アンヌ「ウルトラセブン?」
ダン 「そう、ウルトラ警備隊7番目のメンバーということでウルトラセブン。どうだい?」
ソガ 「う~ん、ウルトラにいいでしょう」


あれ?
前にどこかで聞いたような会話になってしまいましたな(笑)。

来週からはもうちょっとマジメにワンポイントレビューしていく所存であります。



連日
『エール』
(居間49インチ4K液晶テレビ:NHK総合)
2020年春のNHK朝ドラ『エール』ポスター画像
ついに太平洋戦争勃発です。
月曜の冒頭映像は当時の記録映像を使用していて、それが『エール』の陽気な登場人物たちも戦争からは逃れられないことを暗示していました。
今後身近な人が戦争に駆り立てられて命を落とすなんてことになると、これまで明るい雰囲気のドラマだっただけに余計強いショックを受けそうです。

『エール』召集令状
そして、週の最後にはなんと祐一にも赤紙(召集令状)が!?。

モデルの古関先生は兵隊としてではなく音楽慰問で戦地へ行ったはずですがドラマ向けにアレンジしたのですかね?。
いずれにせよ、祐一が現地の兵隊さんたちの姿を目の当たりにする場面は絶対に必要です。
古関先生は戦後ご自分が作った楽曲が若者たちを戦地に駆り立てていたのではないかと悩んでいらしたそうです。
そこを逃げずにしっかり描かなければこのドラマを作る意味はないとさえ思っているので、来週の『エール』は姿勢を正して見ることになりそうです。


今週もお付き合いいただきありがとうございました。

ウルトラマンセブンと呼ぶな、彼の名はウルトラセブンだ!

CATEGORYTVドラマ
※10/3(土)追記あり
トガジンです。

『ウルトラセブン』4K放送
去る9月29日(火曜)より、BS4Kにて4Kリマスター版『ウルトラセブン』が始まりました。

もちろん、私もしっかり録画しながら観ております。
昨年BS4K内臓のテレビとレコーダーを買ったものの、『ウルトラQ』4Kリマスター版以外これといって観たいものが無かったというのが事実でしたが、これでようやく買った甲斐があったというものです。
本ブログでは、毎週日曜日に欠かさずアップしている週刊映画鑑賞記にて各2話づつ感想記事を書いていくことにしています。
良かったら読んでみてやってください。



ウルトラセブン開始当時の月間「ぼくら」
『ウルトラセブン』の初放映は昭和42年10月からでした。
福井には(今でも)TBS系列局が無いためリアルタイムではなかったと思いますが、おそらくキー局より数週間遅れで観ていたのは間違いないと思います。
なぜなら、当時の私(3歳~4歳)のお絵かき帖には近所を走っている電車(のようなもの)とウルトラセブン(らしきもの)しか描かれていませんでしたから(笑)。

『ウルトラセブン』第15話 デュワ!
あと、目元にメガネを付ける真似をしながら「じゅわっ、びゅう~ん」と言ってウルトラセブンごっこをした事も覚えています。

ジャイアントロボと大作くん
余談ですが、同時期には『ジャイアントロボ』も放送されていてセブンと同じくらい人気でした。
男の子たちは(腕時計があると見立てた)自分の左手首に向かって「戦えジャイアントロボ!」と命令し、続いて自分で「ま゛!」と叫びながら怪獣役の子と格闘して遊んだものです。
でも、私のお絵かき帖には何故かジャイアントロボの絵は一枚もありませんでした。
圧倒的にセブン派だったのか?。
あるいは、ジャイアントロボの絵は難しくて幼い頃の私には描けなかっただけなのか?(笑)。

『ウルトラセブン』ワイドショット
幼なかった頃のセブンの記憶といえば・・・

・モロボシ・ダンがウルトラアイを装着してウルトラセブンに変身する。
・変身出来ない時にはカプセル怪獣を使う。
・アイスラッガーを飛ばしたあとの頭はつるっぱげでカッコよくない。
・ウルトラ警備隊の超兵器(ウルトラホークやポインター)がカッコ良かった。
・ウルトラ警備隊には優しいお姉さん(アンヌ)がいた。
・時々怖い話がある。


・・・と、こんな程度で、各話に込められた世相批判や作り手の想いなどは何一つ受け取れてはいなかったと思います。

ただ、最後の時々怖い話があるという点だけは長い間ずっと感覚として残っていました。
生来ひどく怖がりだった私がそれでも「時々怖いウルトラセブン」を毎回欠かさず見ていたのは、怖い敵からも必ずセブンが助けてくれるという安心感があったからだと思います。
それは小1の時リアルタイムで観ていた『帰ってきたウルトラマン』や『仮面ライダー』でも同様でした。

セブンをきちんと観たのは中学の時でした。
当時(昭和53年)はアニメブームの余波を受けて突然の特撮ブームが沸き起こり、『ウルトラマン』シリーズや『仮面ライダー』シリーズが次々再放送されたのです。
(この時の勢いで『ウルトラマン80』や『仮面ライダー(スカイライダー)』が制作されました)
出版関係でも『ウルトラ』や『ライダー』そして『ゴジラ』『ガメラ』などを特集したムックが続々出版されていて、私もそのほとんど全部を読んだと思います。(ただし全部立ち読みで、ですが・・・)

思春期、それも中二病真っ盛りの只中で『ウルトラセブン』を観てしまったのですからもうひとたまりもありません。
部活があったため全話は見られませんでしたが、それでも強く印象に残るお話&セリフがいくつもありました。

『ウルトラセブン』第1話 年齢は・・・
ナレーション「アンヌ隊員、年齢・・・あ、こりゃ失礼」に普通に笑ってしまったり・・・

『ウルトラセブン』第3話 エレキング
スクリーン・プロセス撮影のサイズ感がドンピシャすぎて、エレキングの巨大さに思わずビビったり・・・
(今見るとスクリーンの汚れが目立ちますが当時のブラウン管テレビではそこまで見えませんでした)

『ウルトラセブン』第8話 ちゃぶ台
伝説のちゃぶ台シーンでは、一瞬自分が今何を見ているのか分からなくなってしまったり・・・

『ウルトラセブン』第24話 フルハシ
生きては還れぬ覚悟のフルハシとそうとは知らない母親との通信会話に思わず目頭が熱くなったり・・・

『ウルトラセブン』第26話 美人すぎる科学者
超兵器R1号を作った美人すぎる科学者さんに目を奪われて、あの名セリフ「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」も実はこの時はあまり印象に残っていなかったり・・・

『ウルトラセブン』第31話 松坂慶子
この少女(松坂慶子)の体内に入ったセブンは一体どこから出てきたのだろう?と変な想像をしてドキドキしたり・・・

『ウルトラセブン』第37話 可愛すぎる侵略者
ウルトラアイを盗んだ少女が可愛すぎて、彼女が母星に見捨てられたと知るラストが切なくてたまらなくなったり・・・

『ウルトラセブン』第42話 隊長・・・
地球の先住民ノンマルトを滅ぼして「これで海は我々人類のものだ」と大喜びのキリヤマ隊長に「隊長、それは侵略者のセリフそのものですよ」とツッコミ入れてみたり・・・

『ウルトラセブン』第43話 別の地球
第四惑星の回では「なんかすげーSF見てもうた気がする」と背中がゾクゾクしたり・・・

『ウルトラセブン』第45話 未知との遭遇
UFOを目撃したのに誰にも信じてもらえず、最後は「星の世界へ行こう」と宇宙人に誘われる男の話が「まるで『未知との遭遇』みたいや」と思ってみたり・・・

『ウルトラセブン』第49話 満身創痍
好きな女の制止を振り切って、満身創痍の身体で一人敵に立ち向かっていくセブンに”漢”を見たりしていたのでした。
(今思うと、この最終回って高倉健の当たり役だった東映任侠ものっぽいです)

ウルトラセブン LDDVD
その後大阪に出てから(再放送で)初めて全話を通して見ました。
さらにレーザーディスク化(全12巻)、アナログBS放送、DVD化(全12巻)、WOWOWでハイビジョン放送など各時代の新しいフォーマットが出るたびに必ず見返してきたコンテンツです。
これらは何度も繰り返し見ていますし、無料放送や無料配信がある時も好きな回だけつまみ見したりもしてました。

『ウルトラセブン』4Kリマスター版放送
そしてついに時代の最先端を行く4Kバージョンの登場です。
願わくば、この超高画質版『ウルトラセブン』再放送をキッカケにして、今の若い世代の人たちにもウルトラセブンの漢っぷりを知ってもらいたいです。

そして・・・
ウルトラセブンをウルトラマンセブンとか呼ぶ知ったかぶり野郎が日本中から一掃されますように!。


昭和特撮大好きおっちゃんの戯言にお付き合いいただきありがとうございました。



【10/3追記】

今回の記事を読み返して自分でも少し気になる部分があったので再度確認してみました。

>『ウルトラセブン』の初放映は昭和42年10月からでした。
>福井には(今でも)TBS系列局が無いためリアルタイムではなかったと思いますが、おそらくキー局より数週間遅れで観ていたのは間違いないと思います。
>なぜなら、当時の私(3歳~4歳)のお絵かき帖には近所を走っている電車(のようなもの)とウルトラセブン(らしきもの)しか描かれていませんでしたから(笑)。


よくよく考えてみると3歳児の頃に電車やウルトラセブンと分かるような絵が描けたとは思えませんし、友達とウルトラセブンごっこをして遊んだのはもっと大きくなってからだったように思います。

2020-10-03 セブン放送日 調査・確認
どうも記憶違いをしている気がしたので、今日(10/3)帰りに図書館に寄って昔の新聞を調べてみました。
昭和42年10月から半年ごとのテレビ欄をチェックして福井での『ウルトラセブン』放送開始日を探し出しました。

その結果・・・

『ウルトラセブン』福井初放送
福井で『ウルトラセブン』が放送開始されたのは昭和44年4月からでした。
私は昭和39年5月生まれですからセブンに初めて接したのは5歳くらいの時だったことになります。
5歳であれば電車の絵もウルトラセブンの絵も(拙いながらも)描けるでしょうし、友達同士でウルトラセブンごっこで遊ぶこともあるでしょう。
これで自分でもスッキリしました。

それにしても、番組名の頭に付いた「カラー」のマークが時代を感じさせてくれますね。
もちろん、当時の我が家のテレビは白黒でした。

また、当時福井で唯一の民放局だった福井放送は日テレ系をベースにクロスネットでTBSと朝日系列もカバーしていました。
よく見ると同じ時間に朝日テレビ(現:朝日放送)でも『ウルトラセブン』をやっていますがこちらは再放送です。
つまり、福井放送は朝日テレビの再放送電波をそのまま福井に引っ張ってきていただけ?。
当時の福井県民は見たい番組があっても福井放送がその番組を購入して放送してくれなければ見ることは出来なかったのですね・・・。


以上、訂正と追記でした。
再度お付き合いいただきありがとうございました。